骨が腐るまで4巻のあらすじ
信太郎達は明の死をひとまず事故によるものと偽装することにしました。
それをきっかけに明の母からは完全に拒絶されてしまうものの、表面上は平和な日々が戻り、他愛の無い話をして過ごす毎日を送っていました。
しかし意外にも、いつも奔放な遥だけは事件はまだ解決していない、こんな日々がいつまでも続くとは限らないと、このかりそめの平和を嫌ったのです。
そして遥は死体を盗んだ脅迫者に関して独自に調査を行い、なんと手がかりを得るまでに至っていました。
その手掛かりとは、女情報屋『すずらん』のことでした。
すずらんはホームレスが多く住む区域で、他のホームレス同様に段ボールハウスを根城としているという、かなり特殊な人物でした。
そのすずらんは4人にある情報をもたらします。
信太郎達が最初に解体させられた遺体の正体である、ホームレスのシゲさんと明との間には接点があったというのです。
何故、明はグラサンとマスクで変装をしてまでシゲさんと密会する必要があったのか?
こうして、信太郎達は新たな疑問を抱えることになってしまいました。
骨が腐るまで4巻の感想
骨が腐るまで4巻では、明が幼馴染5人の関係を如何に大事なものと考えていたか、ということがより明確に描かれました。
信太郎の父親の殺害を提案したのも、自分達5人の関係が壊れないための苦肉の策だったのということですね。
そのために幼馴染4人に罪を背負わせてしまった後悔の念が、明の生前の不可解な行動に繋がるのでしょうか?
明に何があったのか、脅迫者の目的とは、そして一人で動き出した信太郎の狙いとは……?
まだまだ謎は深まるばかり。次巻に期待ですね!